決起集会も…主力選手に深刻なザック不信とネガティブ思考

公開日: 更新日:

 W杯前の日本代表の皮算用は「序盤2試合を最低でも1勝1分け・勝ち点4で切り抜け、余裕を持って3戦目に臨む」だった。ところが1分け1敗と出遅れ、決勝トーナメント進出には、3戦目のコロンビア戦(日本時間25日午前5時開始)の「勝利」が最低条件だ。

 ギリシャ戦後に日本サッカー協会技術委員会の原委員長が、ザッケローニ監督と緊急会談。場当たり采配に“ダメ出し”したことが報じられ、ザッケローニは会見で「チームは同じ方向を向いている」とコメントしたが、すでに各選手のモチベーション低下は深刻だ。

■岡崎が「ボクが悪い」を連発

「香川が、ギリシャ戦ベンチスタートを聞かされたのは試合2時間前。チームの主軸である背番号10を外す場合、もっと早く通告して理由を説明した方がいい。ましてや香川というのは精神的タフネスがなく、物事が思い通りにいかないとナーバスになり、どんどん深みにはまるタイプです。ところがザッケローニ監督は、コートジボワール戦の逆転負けを引きずってパニック状態。気持ちに余裕がなくなって香川へのケアを怠り、完全にモチベーションを失わせてしまった。練習中も沈痛な表情を浮かべることが多く、メディア関係者から『またガラスのハート君がふさぎこんでいる』と言われている」(現地で取材する記者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」