遅すぎた初ゴール…敗退のC・ロナウドはW杯に見放された

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 W杯には“バロンドールの呪い”と呼ばれ、バロンドール(世界年間最優秀選手賞)の受賞者は翌年のW杯に優勝できないというジンクスが50年続くが、C・ロナウド(29)に至っては、怪我という災厄も重なり、最悪のW杯だった。

 ポルトガルのエースにようやく初ゴールが生まれたのは、ガーナ戦の後半35分。決勝トーナメント進出に一縷の望みがあれば、ゴール直後にボール持ってピッチ中央に一目散だが、時すでに遅し。グループ2位を争うアメリカとの得失点差を絶望視してなのか、諦めムードで、それすらしなかった。

 所属するレアル・マドリードでは獅子奮迅の活躍を見せて10度目のチャンピオンズ・リーグ制覇に導き、W杯予選プレーオフでは2試合4ゴールをあげ、「祖国の救世主」と絶賛された。

 ところが、シーズン終盤に負った左脚の怪我が癒えず、本番ではまったくキレなし。強行出場したドイツ戦で患部を悪化させた。シュート23本でゴール1、これが今大会ロナウドが残した記録だ。

 ちなみに前回“呪い”の餌食となったアルゼンチンのメッシ(10年南アW杯で5試合無得点)は、シーズン半ばの怪我で程よく休養が取れたのが幸いしてか、今大会3試合でシュート13本4得点と絶好調。4年に一度のW杯に合わせるのがいかに難しいかが分かる。

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