強烈な個性のフランスはエースのリベリ欠場でまとまった

公開日: 更新日:

■個性の違いが戦術の幅にもなっている

 フランスではポグバのような大柄で身体的能力の高い黒人選手は多い。多くの移民を受け入れていたフランスは、アフリカ、アジア、さまざまなルーツを持つ人間が集まっている。ポグバはギニア系の両親を持つ。

 松井は「黒人の選手の筋肉は硬い。当たると痛いんです」と表現した。こうした選手との当たりに慣れるまでしばらく時間がかかったという。

 フランスの強みは、背が高い、低い、足が速い、技術が高い、あるいは規律を守る、闘争心が異常に激しい――、さまざまな個性を持った選手を抱えていることだ。個々の差異が大きいため、ひとつの策がダメだったとき、違った特徴の選手で代替案を打つことができる。そこが日本と大きく違うところだ。

 大会前、フランス代表の下馬評は高くなかった。このW杯直前に、中心選手のMFリベリがケガで代表メンバーから外れたからだ。ただ、リベリを欠いたことでフランスはまとまったチームになった。次は優勝候補のドイツである。

文・田崎健太(ノンフィクション作家)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • サッカーのアクセスランキング

  1. 1

    三笘薫が左足太もも肉離れ「W杯絶望」報道も…森保監督が温める代表入りへの“秘策”

  2. 2

    久保建英は13歳でU17入りも「『俺にボールをよこせ』と要求できるメンタリティーでした」(U17日本代表元監督・森山佳郎)

  3. 3

    中村敬斗〈前編〉中1でやってきた中村は「ミスター貪欲」だった(三菱養和サッカースクール・生方修司)

  4. 4

    町野修斗〈前編〉想定外の珍プレーで一発退場「ホントに宇宙人なんです」(履正社高監督・平野直樹)

  5. 5

    中村敬斗〈後編〉「ブラジル戦の同点弾を娘とスタンドで見ながら胸が熱くなった」(三菱養和サッカースクール・生方修司)

  1. 6

    久保建英、鈴木彩艶だけが「突出した才能」だったが…W杯候補の教え子たちの現在地(U17日本代表元監督・森山佳郎)

  2. 7

    酒浸り、自殺説も出た…サッカー奥大介さんの“第2の人生”

  3. 8

    小川航基〈後編〉尻に火が付いてからの成長曲線にあの中村俊輔が驚いた(桐光学園監督・鈴木勝大)

  4. 9

    三笘薫は「もともとはパサー」 ドリブル突破を生み出す久保建英との共通点(川崎U12元監督・髙﨑康嗣)

  5. 10

    小川航基〈前編〉泊りがけの遠征先で「帰れ!」と言ったら本当に帰ったが…(桐光学園監督・鈴木勝大)

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征トレード獲得に他球団が虎視眈々 「ウチなら再生できる」「環境を変えた方がいい」

  2. 2

    「投手の墓場」で好投する菅野智之の価値 僕が日本人史上2人目の本塁打を打ったのもクアーズフィールド

  3. 3

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  4. 4

    磐越道バス事故で問われる運行会社と学校の罪と賠償責任…「数億円規模になるのでは」と弁護士が見解

  5. 5

    巨人にFA松本剛は必要だったのか…批判殺到する本人よりも「責められるべき人間がいる」と他球団関係者

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    倉田保昭さん80歳でも現役のアクション俳優「ストレッチが一番大事。おかげで痛いところはありません」

  3. 8

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  4. 9

    衆院選「中傷動画」問題で高市首相「秘書を信じる!」超強気答弁が“命取り”に…追及ネタ再投下される恐れ

  5. 10

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題の波紋…NHKは「番組出演は変更なし」と回答もイメージダウン不可避