フランス初戦快勝 南アの悪夢とエース離脱の不安を払拭

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 とりあえず「南アの悪夢」は払拭できた。ホンジュラスに3-0と快勝したフランスは、前回南ア大会で1分け2敗と惨敗。1勝もできずにグループリーグで姿を消している。大会期間中に当時のドメネク監督と選手が衝突。指揮官に「クソ野郎」と暴言を吐いたFWアネルカが代表を追放され、これに反発した選手が練習をボイコットするなど、世界中に醜態をさらした。以降、内紛とスキャンダルが続発し、代表は弱体化。FIFAランキングは一時、過去最低の27位まで転落した(現在は17位)が、12年に就任したデシャン監督の下、生まれ変わった新生フランスが上々の滑り出しである。

 前半45分。先制のPKを決めた背番号10のFWベンゼマ(26)が、後半3分にMFカバイの右からのクロスに反応した。左足ボレーで合わせたシュートはゴール右ポストを直撃。跳ね返ったボールをホンジュラスGKバジャダレスが取り損ない、これがオウンゴールになった。この2点目は今大会から導入されている、14台の高速カメラでゴールラインを割っているかを判定する「ゴールラインテクノロジー」が初めて適用された。

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