奔放さも美しさも消え…観客からも見放されたセレソン

公開日:  更新日:

【日刊ゲンダイ本紙コラム「王国インサイドリポート」】

 1-7が両国の力の差を正しく映し出しているとは思わない。ただ、確かなのは、この大会を通じてドイツ代表がブラジル代表をサッカーの質で上回っていたことだ――。

 もともとブラジルには、歯を食いしばって最後まで勝負を諦めないという選手は多くない。94年アメリカW杯でキャプテンだったドゥンガは、自らの役割を話してくれたことがある。

「試合が始まると、監督から授けられたゲームプラン、戦術が頭から消えてしまう選手がいるんだ。彼らに戦術を思い出させること。劣勢になったとき、浮足立つ選手たちに正気を取り戻させること」

 ブラジルでは試合前に皆で集まり、神に祈りを捧げてから入場する。手をつないだり、前の選手の肩に手を乗せて入場する姿はチームのまとまりを大切にするようにも見えるが、仲間と一体感を持つことで心の弱さを補うためともいえる。また、94年大会からセレソンは心理学の専門家をチームに帯同させている。精神的なもろさは、ブラジルの裏側に張り付いた欠陥である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のスポーツ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    お笑い界追放か とろサーモン久保田の“有名だった酒グセ”

  2. 2

    「興味ない」から余計に怖い…上沼恵美子“女帝”たるゆえん

  3. 3

    水道民営化のウラに…麻生財務相“身内に利益誘導”の怪情報

  4. 4

    M-1芸人の暴言騒動で存在感 上沼恵美子の“女帝エピソード”

  5. 5

    長澤まさみが表紙V15 「東宝カレンダー」泣き笑いの面々

  6. 6

    50秒の電話で“暴力集団”押し付けられた千賀ノ浦親方の不運

  7. 7

    30歳でNHK朝ドラ主演 戸田恵梨香ついに“後輩”に追いついた

  8. 8

    「第2の貴ノ岩」の懸念も…貴乃花が置いていった7人の地雷

  9. 9

    日ハムと巨人では“雲泥の差” 注目2球団補強の中身と狙い

  10. 10

    国家公務員ボーナス支給 実は日産ゴーン並みの“過少発表”

もっと見る