二軍でアピールも声掛からず…中日・山本昌は今が正念場

公開日: 更新日:

 チームの周辺からは、「もう、出番がないかもしれない」という声も出ている。中日の48歳左腕・山本昌のことだ。

 今季は一軍登録はゼロ。キャンプから二軍暮らしが続く山本昌は2日、阪神二軍戦で中継ぎ登板。5月10日以来となるマウンドで、2回4安打無失点とアピールし、「これからもっとよくなると思う。もう一回、(一軍で)投げるためにがんばります」と話したものの、一軍首脳陣の口からは山本の「や」の字も出てこないのである。

「首脳陣の中では当初、十分な登板間隔をとりながら先発として働いてもらう考えがあったが、年齢のせいもあってか、好調をキープするのが難しく、調子の波が激しい。今後、中継ぎで1、2度登板し、結果を残したら二軍で先発に戻る計画とはいえ、右ひじ手術リハビリを終えた吉見がすでに一軍復帰。二軍には同じく右ひじ手術明けの伊藤準規ら若手もいる。一軍はまだまだ優勝は狙えるし、2年ぶりのAクラス復帰の可能性も十分にある。いくら実績、話題性がある昌でも、二軍で結果を残さないと、一軍登板は厳しいかもしれない」(中日OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾