ダル球宴初登板 1回3人斬りで「サイ・ヤング賞」へ弾み

公開日: 更新日:

 田中は右肘靭帯部分断裂で戦列を離れたとはいえ、前半戦で日米両メディアの話題を独占。リーグトップの12勝(4敗)をマークした。

 自身は首の張りで開幕から故障者リスト入りしたこともあり、ここまで8勝5敗。今回の選手間投票でも田中がアの先発部門でトップの327票を集めたのに対し、ダルは142票(5位)と大差がついた。

 ダルが田中を過剰に意識しているのは、その言動からもうかがえた。田中がまだ離脱する前、同じア・リーグの一員として球宴に臨むことに「(去年の)岩隈さん(マリナーズ)とは楽しかった。(今年は)違うやつがいるのでちょっと嫌だな」と話した。そばにいた通訳が慌てて「今のは冗談ですから」と否定したものの、本人は「真剣です」と付け加えたほどだ。

 その田中が長期離脱もささやかれるだけに、ダルにとっては薄れかけた存在感をアピールする絶好のチャンス。球宴で好投し、その勢いを後半戦につなげて、今季の主役の座を田中から奪い返そうと考えているに違いない。

 開幕前のこと。ダルは親しい知人に、「今年こそサイ・ヤング賞を取りたい」と打ち明けたそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 4

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  5. 5

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  1. 6

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  2. 7

    「続・続・続」待望の声続々!小泉今日子&中井貴一「最後から二番目の恋」長寿ドラマ化の可能性

  3. 8

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”

  4. 9

    旧ジャニーズ「STARTO社」福田淳社長6月退任劇の内幕と藤島ジュリー景子氏復権で「お役御免」情報

  5. 10

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇