田中、ヤンキースと暗闘…フロントの本音は「手術させたい」

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 手術するかどうかをめぐって、ヤンキース田中将大(25)の間で綱引きが行われるかもしれない。

「右肘靭帯部分断裂」と診断された田中。NY紙のさるヤンキース担当記者によれば、「今後3週間はなるべく安静にして、ニューヨークでプレートレット・リッチ・プラズマ(PRP)と呼ばれる治療を受ける。再生医療のひとつで血液中の血小板を患部に注射して損傷部分の回復を促していくことになります。3週間後からリハビリを始め、順調なら6週間後に投球練習を始めるのが現時点での青写真」という。

 田中はチームドクターのいるシアトルで3人の医師の診察を受け、いずれも「手術の必要性はない」と診断された。キャッシュマンGMが報道陣との電話会見で明らかにしたことだ。

 プロで活躍する投手は、多かれ少なかれ靭帯を損傷している。靭帯が無傷の投手を探す方がむしろ難しいくらい。問題は靭帯のどの部分が、どの程度、断裂したのかという点。状態がヒドければ即手術なのに、3人の医師が「必要なし」と診断した。にもかかわらず、キャッシュマンGMはわざわざ報道陣に「これが手術を除外するわけではない。リハビリがうまくいかなかった場合は手術も選択肢に入ってくる」と付け加えた。

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