ダル球宴初登板 1回3人斬りで「サイ・ヤング賞」へ弾み

公開日: 更新日:

 今季限りで引退するヤンキース・ジーター(40)のファインプレーで幕を開けた15日(日本時間16日)の米球宴。ファンはもちろん、レンジャーズのダルビッシュ(27)にとっても収穫だったのではないか。

 三回、ア・リーグの3番手として登板。2番プイグ(ドジャース)、3番トロイツキー(ロッキーズ)、4番ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)と続く強力な中軸を見逃し三振、左飛、二直と3者凡退で片付けた。

 デビューから3年連続で球宴に選出されたのはメジャーで4人目。しかし、過去2年は前半戦終盤のローテーションや故障のため登板機会がなかった。

 ダルは初めて出場する晴れの舞台に並々ならぬ意欲を燃やしていた。前半戦最後の登板だった9日のアストロズ戦終了後は、チームと別メニュー調整。前半戦最終戦の試合前には入念なキャッチボールとランニングで汗を流し、試合後にミネアポリスに移動。球宴に備えた。

 ダルの意欲を支えていたのは、メジャー1年目ながらヤンキースでエース級の働きを見せる弟分、田中将大(25)への対抗心だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾