原監督の“戦術”が原因 球宴史上初「巨人スタメン初戦ゼロ」

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■スター不在

ただでさえ、最近の巨人は「スター不在」と言われる。松井秀喜以来、高橋由伸阿部慎之助がなんとかそれに続いたくらいで、「球界の主役」の座を他球団の選手に譲ることが増えている。

「長嶋、王のONは言うに及ばず、松井秀喜も巨人ファンのみならず、広くプロ野球ファンに支持された。他球団のファンですら特別な感情を抱くというのが、本当のスターです。最近ではマー君がそうだし、日本ハム大谷翔平もその資質がある。残念ながら、巨人にはそうした選手がいなくなった。六大学や高校野球のヒーローをドラフトで指名せず、相変わらず外国人やFAの補強に熱心。巨大戦力の中でどうしても生え抜き選手が埋没してしまう。投手では2年目菅野智之が素晴らしい成績を残しているとはいえ、活躍が人気に比例しない。原監督の甥っ子でどうしても原一族、血脈、血筋というものがついて回り、ドラフト指名拒否の入団の経緯もあって、巨人ファン以外に支持が広がらない。実力はともかく、人気という面では巨人が盟主でいられるのもそう長くないという感じがします」(前出の工藤氏)

 全パを7−0で下し、「セのいいところ、機動力、パワーが出た」と試合後の原監督はご満悦だったが、喜んでいる場合じゃない。

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