巨人・原監督が直接指導 村田より深刻なFAコンビの去就

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「まだ安定期ではない」

 首位巨人原辰徳監督(55)が16日、前半戦を総括した。毎日のように打順を変更しながら戦った。当初は「球宴以降に固まればいい」と話していた打線については、「メンバーが決まってくれればいいと思っていたんだけど、思ったよりも簡単ではなかった。後半戦で構築できれば」と、猫の目打線の継続を宣言。15日の試合で4番から7番に下げられた村田などはたまったものではないだろうが、もっと深刻なのがFA移籍1年目の片岡(31)と大竹(31)である。

 片岡は16日の試合前まで14打席連続無安打。見かねた指揮官が打撃指導を行ったものの、この日のヤクルト戦も3タコと元気なしで、打率は・256まで下がった。原監督の直接指導は、「これでダメなら…という警告」(チーム関係者)といわれる。“井端に代えるぞ”という無言のゲキが効かなければ、正二塁手のポジションも、いよいよ危うくなるのだ。

 試合後、その片岡に話を聞くと、「原監督からの指導? 左側の壁を意識? はい。そうですね…。すぐ結果は出なかった? 練習日があるんで練習あるのみです」と言葉少な。前半戦を終え、改めて巨人の重圧を感じるか? との問いには、「うーん」と数十秒間沈黙し、「分かんないっすね…」と絞り出すのがやっとだった。

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