ロ軍首位! 貧乏球団が金満球団の鼻明かすMLB“下剋上”の理由

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 カネでスター選手を買い漁るチームが、必ずしも勝つわけではない。やり方次第で、資金力の乏しいチームにもチャンスはある。勝つチームが毎年のようにコロコロと変わるメジャーが、今年も下克上の様相を呈してきた。

 青木宣親(32)のロイヤルズが11日(日本時間12日)、アスレチックスに勝って8連勝。タイガースが敗れたため、0・5ゲーム差でア・リーグ中地区首位に立った。翌12日(日本時間13日)には敗れ9連勝とはならなかったものの、首位はキープしている。

 ロイヤルズの開幕時の選手総年俸約92億円は30球団中19位。総年俸が下から数えた方が早いチームが、約162億円で30球団中5位のタイガースを“うっちゃって”いる。

■日本より健全なドラフト制度とFA制度

 健闘しているのはロイヤルズに限らない。特にア・リーグは、西地区首位のアスレチックスの選手総年俸が30球団中25位の約83億円。ヤンキースとレッドソックスの金満球団を尻目に東地区首位を走るオリオールズにしても、30球団中15位の約107億円だ。

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