悪評でもファン納得 アギーレに「トルシエ的」センスあるか?

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 その鈴木は01年10月のナイジェリア戦で代表3得点目を挙げる、それからノーゴールが続いた。それでもトルシエは02年W杯初戦のベルギー戦に先発させ、鈴木は右足のつま先でゴール、日本がW杯で初勝ち点をゲットするという貴重な同点弾となり、ベスト16入りを牽引する原動力となった。ちなみに相手ベルギーのテレビ解説者が「8カ月も代表ゴールのない選手が、どうしてウチとの試合で……」と嘆いたのは、有名な話だ。

 ともあれ、トルシエが鈴木の能力を見抜き、ベスト16入りしたのは紛れもない事実。しかし「人間的には素晴らしい」と言われた06年ドイツ大会のジーコ監督、ブラジルW杯のザッケローニ監督は旬の選手、W杯で結果を残せる選手を嗅ぎ分ける能力に欠け、2人とも1分け2敗の惨憺たる結果だった。

 サッカー関係者はアギーレ監督の選手選考を、興味津々で見守っている。

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