悪評でもファン納得 アギーレに「トルシエ的」センスあるか?

公開日: 更新日:

 その鈴木は01年10月のナイジェリア戦で代表3得点目を挙げる、それからノーゴールが続いた。それでもトルシエは02年W杯初戦のベルギー戦に先発させ、鈴木は右足のつま先でゴール、日本がW杯で初勝ち点をゲットするという貴重な同点弾となり、ベスト16入りを牽引する原動力となった。ちなみに相手ベルギーのテレビ解説者が「8カ月も代表ゴールのない選手が、どうしてウチとの試合で……」と嘆いたのは、有名な話だ。

 ともあれ、トルシエが鈴木の能力を見抜き、ベスト16入りしたのは紛れもない事実。しかし「人間的には素晴らしい」と言われた06年ドイツ大会のジーコ監督、ブラジルW杯のザッケローニ監督は旬の選手、W杯で結果を残せる選手を嗅ぎ分ける能力に欠け、2人とも1分け2敗の惨憺たる結果だった。

 サッカー関係者はアギーレ監督の選手選考を、興味津々で見守っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー