右膝故障で欠場 「48時間」じゃ消えない巨人・長野の不安

公開日: 更新日:

 仮に「48時間後」にゴーサインが出たとしても楽観はできない。セ某球団スコアラーがこう言うのだ。

「このところ、試合前のシートノックに入っていなかった。持病の腰痛せいかと思っていたけど、ヒザに違和感があるような動きもあった。前から悪かったのではないか。復帰しても、万全というわけにはいかないでしょう。右打者にとって軸足。特にホームベースから離れて構える長野は、軸足にパワーをためて一気に回転させる独特の打法。逆方向に大きな打球が飛ぶのは軸足の強さに秘密がある。そこが不安定なら怖さが半減します」

 3年連続ゴールデングラブ賞の外野の要としての守備にも影響が出そうだ。俊足を生かした広い守備範囲と強肩を武器に、本来は原監督が重視する右翼を任される。腰痛を発症してからは、内野の送球カバーの負担を軽減するため、中堅を守っていた。足が不安なら、守備力に難があるセペダらの左翼のカバーまでは望めない。本来の守備範囲が維持できなければ、ディフェンス面でもマイナスが大きい。

 代わりのいない中心選手の大ピンチ。22日の試合は延長十二回にサヨナラ勝ちしたものの、首位キープの不安は大きくなりつつある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態