大阪桐蔭・西谷監督が明かした“日本一のスカウティング”

公開日: 更新日:

「98年に監督になった頃はとにかく大変でした。PL全盛の時代で、どこに行っても『PLに決まってます』と取り付く島もなかった。PLを倒さないとどうにもならなかった。井元俊秀さん(現秋田・明桜高スカウト)がスカウトをされていて、『消えてほしい』とずっと思っていました」(西谷監督)

■「西谷先生が見に来ないと桐蔭に入れない」

 社会科教諭である一方、週末は中学生の視察に出向くことが多いとか。大阪出身のある部員の話。

「中学1年の時に他校に進学が決まっていましたが、2年の時に西谷先生に試合を見に来ていただいた。『桐蔭へは西谷先生が見に来てくれないと入れない』と聞いていたし、やっぱり高校野球といえば甲子園に出ることが目標。甲子園に一番近い学校だと思ったんで入学を決めました」

 他校に内定している選手も手に入れるくらいだから、これはという逸材はとことん追い掛ける。

「ウチが一番最初に行かせてもらった」

 と、西谷監督が話すのは、実に100校が争奪戦を繰り広げたといわれる東海大相模の右腕・吉田凌(2年)について。兵庫出身の吉田は早い段階で東海大相模への進学が決まっていたが、

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償