ヤ軍監督も消極発言に変化…マー君今季復帰に暗雲の理由

公開日: 更新日:

■ワイルドカード争いでも後塵拝し

 投手によって個人差があるとはいえ、完治しないまま投げ続けると取り返しのつかない事態に陥る可能性もある。日本のスポーツ医学界で「肘の権威」と位置づけられる慶友整形外科病院(群馬県館林市)の伊藤恵康院長(医学博士)は本紙のインタビューでこう話している。

リハビリでは、損傷した肘の靱帯に大きな負担をかけないような投球法、靱帯を保護する筋肉の強化のほか、下肢、股関節、体幹、肩関節など、全身の機能改善を行います。靱帯が修復されることは期待できません。25歳以上の投手は靱帯が損傷したまま投げ続けていると、靱帯を保護する尺側手根屈筋なども切れてしまうこともあります。こうなると再建手術も大変になります」

 チーム事情も復帰にブレーキをかけるかもしれない。

 これまで前向きな発言を繰り返してきたジラルディ監督が、ここにきて一変。27日(日本時間28日)の会見では「まだ(復帰が)保証されていない。(痛みが)再発した場合、おそらく手術ということになるだろう」と言い出したのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差