ヤ軍監督も消極発言に変化…マー君今季復帰に暗雲の理由

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 右肘靱帯部分断裂で故障者リスト(DL)に入っているヤンキース田中将大(25)の復帰に黄信号がともった。

 28日(日本時間29日)にはチームの遠征先であるデトロイトでシート打撃に登板。同僚のライアン内野手を相手に3回、49球。捕手とサイン交換しながらカウントを取り、スプリットを含む全ての球種を投げ込んだ。時折、制球を乱すシーンもあり、マウンド上では終始、険しい表情を崩さなかった。

 故障後、最多の球数を投げた田中は「良かったと思う球はなかった。球数は投げられたが、収穫はそんなになかった。こんな状態では(メジャーで)投げられるとは思っていない」と不満そうに話した。

 7月9日にDL入りしてからはPRP治療(血小板療法)を受けるなど、治療とリハビリに専念。その甲斐もあって当初の予定通り約6週間での実戦復帰プランは進んでいる。

 順調に段階を踏んでいるものの、ヤンキースは田中がキャッチボールや投球練習を再開する際、MRI検査はしていないという。チームドクターたちが痛みが出なければ問題なしと判断しているからだろう。部分断裂や切れた靱帯が修復したのが確認されたわけではない。

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