広島と1ゲーム差首位攻防 巨人は地方でホーム戦の“痛恨”

公開日: 更新日:

 巨人が秋になっても地方を回る。2日から1ゲーム差の2位広島との首位攻防3連戦。巨人の主催試合だが、決戦の地は東京ドームではなく、長野、前橋、宇都宮だ。

 東京ドームの収容人数は約4万6000人。長野は3万人、前橋は2万人、宇都宮は3万人規模が入る球場とはいえ、ホームという感覚は希薄だ。「地方のファン開拓」という球団の方針は現場の選手にも浸透しているものの、勝負どころの9月に入ってからの地方行脚にはさすがにグチも出た。ある選手がこう言った。

「毎月一度は地方へ行くのは最近の流れだとみんな理解しています。でも、9月になってまだやるの? ってのはありますよ。しかも広島との首位攻防戦なのに……。東京ドームのホームアドバンテージが生かせないのは、そりゃ痛いですよ」

■広島のコーチも「巨人有利じゃない」

 今季の広島戦は7勝9敗1分けと分が悪い。東京ドームでは4勝4敗1分けの五分としている一方、敵地マツダスタジアムでは3勝5敗。残り7試合となった直接対決が優勝争いを左右するのは間違いないが、この3連戦が終了すれば、残りはマツダでの4試合を残すのみとなっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘