米国では争奪戦も…マエケンのメジャー行きに広島が難色

公開日: 更新日:

 広島のエース前田健太(26)といえば、昨オフの契約更改で本人がメジャー行きを熱望し、球団も理解を示したことで、今オフのメジャー挑戦が「既定路線」だが、球団側の雲行きが変わってきた。

 3日、前橋で行われた巨人との首位攻防第2戦に先発。この日もバックネット裏にメジャーのスカウトが陣取る中、長野に特大の2ランを浴びるなど6回4失点で8敗目(10勝)。今季、巨人戦に限れば0勝3敗のていたらくに、広島の球団関係者がこう言うのだ。

「マエケンのポスティングを許可するのは、球団に入札金の上限の20億円が入るケースに限るという方針になりそうなのです。入札金が20億円を下回りそうなら、慰留する可能性が高い。これは(松田)オーナーの意向でもあります。今年のマエケンはいい日と悪い日が交互で、安定感がない。右前腕の張り、左脇腹痛の影響もあるのでしょうが、20億円の入札金は厳しいというのが球団の見立てです」

■「入札には5球団参加」と報道

 昨オフから実施されている新入札制度は、球団間に移籍金(入札金)が発生するだけで、ほとんどFAと一緒。最初に選手の所属球団が最大約20億円の移籍金を設定。その金額を出す意思のある米球団は選手と自由に交渉し、交渉がまとまった時点で移籍金を払うシステムだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 8

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明