錦織を鬼指導 メンタルの弱さを指摘したチャンコーチの箴言

公開日: 更新日:

 あれから3年、戦後の日本男子として、初の4大大会でのベスト4入りを果たしても、インタビューでは当たり前のような顔をして受け答えしていた錦織。確実にメンタルは強くなっている。

 多くの人は難問や新しいことにチャレンジする時、はなからできないと諦めてしまう。前出の児玉氏は、「そういう人たちは、できない、あるいは失敗する言い訳を事前に考える」と言って、さらにこう続ける。

「例えば、かつてないほど大きな商談に向かう営業マンなら『オレには荷が重すぎる。話がまとまるわけがない』と思うわけです。『1%でも可能性があるのなら、成果を出すぞ』という強い意志で臨む者とは大きな違いです。どんな状況でも、今自分ができることを精いっぱいやる。力を出し切る努力をする。成長した錦織はそれを教えてくれている」

 錦織は今大会、「勝てない相手はいない」と語っていた。現在の充実したメンタルがあれば、世界1位のジョコビッチは怖くない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも