巨人との直接対決も4試合 広島逆転優勝の「課題」と「現実味」

公開日: 更新日:

■マエケンを完投させるべきだった

 広島巨人に9勝10敗1分け。3連敗するまでは、むしろ有利に戦ってきた。菊池も「(連敗しても)負けたという気があまりしない」と話せば、別の選手も「巨人も選手起用からして余裕がない。必死に食らいつけば何とかなる」と語っている。

「あえて言うならば、この日、8回無失点で降板した前田を完投させてほしかったですね。確かに九回をミコライオに任せるのは現在のチームの流れかもしれないし、9連戦の頭ということもあったかもしれない。でも、エースの完投はチームに勢いを与える。前田も今年が日本球界最後になるかもしれないので、相当入れ込んでいますよ。『オレが(力の限り)最後までやる』と言っていたと、私も聞いている。結果的には勝ちましたが、エースをさらに乗らせるという意味でも完投させてほしかった」(前出の高橋氏)

 96年の巨人は首位広島に最大11.5ゲーム差をつけられながら逆転優勝し、「メークドラマ」と称えられた。今季はその逆、しかもたったの3ゲーム差だ。当時の借りを返す時が来た。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず