巨人ドラフト外れ1位の“隠し玉”は超無名の「イチロー2世」

公開日: 更新日:

 10月23日に迫ったドラフト会議の巨人の戦略が固まってきた。1位は早大の有原航平(4年=広陵)でほぼ一本化。右ヒジを痛め、リーグ戦の登板を回避していたが、28日の明大戦で復帰。視察した日米のスカウトを安心させた。

 有原は巨人の他にも、阪神広島など最大で8、9球団が競合する可能性がある。巨人は昨年のドラフトで1位指名した石川(現ロッテ)を抽選で外し、外れ1位で捕手の小林を獲得。人気者には「抽選」というリスクがある。

 巨人の1位リストには済美の剛腕・安楽智大(3年)も残されているというが、セ球団の関東地区担当スカウトは「1番人気の有原を1位で指名するなら、大事なのは外れ1位を誰にするか。安楽は1位で消える投手。外れでは残っていないでしょう」と言う。

野球専門誌の候補リストにも入っていない

 そんな大事な外れ1位に、巨人は「隠し玉」を指名する準備を進めているという。岐阜・中部学院大の野間峻祥(4年=村野工)だ。大学日本代表などの経験はなく、中央球界では無名の存在。スカウトの間では名前は知られているものの、野球専門誌の「ドラフト候補50人」にも名前は入っていない。180センチ、80キロ、右投げ左打ちの大型外野手だ。パの東海地区担当スカウトがこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  3. 8

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 9

    シード漏れ“ほぼ確”渋野日向子が10日開幕の国内戦へ…原英莉花や岩井ツインズ、古江らも集結

  5. 10

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…