巨人・坂本の打法 「真似るのはやめるべき」と小倉清一郎氏

公開日: 更新日:

連載】 元横浜高校野球部部長・小倉清一郎「新・鬼の遺言」

 9月に北大津と弘前学院聖愛に臨時コーチとして招かれ、実戦で役立つプレーを教えた。両校は滋賀2位、青森2位で来春のセンバツへとつながる近畿大会、東北大会に出場する。私も携わった甲斐があるというものだ。勝負はこれから。ぜひ甲子園に出場して欲しい。2校とも質問が多く、意識が高いと感じた。半面、気になることもあった。

 ある中軸選手が、巨人坂本勇人のように大上段の構えから打っていた。注意したが、坂本打法にこだわりがあるという。そういえば横浜にもいた。最近の高校生は坂本の打ち方をマネする選手が非常に多い。しかし、高い位置から振りにいけば、バットを一度下げてからスイングすることになる。ムダな動きがあるから速球に差し込まれる。タイトルを取ったことがある坂本が、ここ2年苦しんでいるのは、この構えが原因のひとつに見える。アマチュア選手には到底すすめられない打ち方だ。

■実戦を想定した「ボール回し」

 どこへ行っても、横浜でやっていたボール回しを教えることにしている。実戦で役立つ多くの種類があるからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー