助っ人に大金奮発 セのライバルが「巨人V4阻止」へ準備着々

公開日: 更新日:

 中日の森ヘッドコーチがドミニカ共和国に飛んだ。落合政権時から続けている、新外国人発掘の恒例行事。ただ、今回はチーム関係者も驚く変化があった。森ヘッドが球団から5億円の予算を持たされ、飛行機に乗ったことである。

「そもそも、森さんがドミニカに行くようになったのは、将来性のある外国人を安く取るため。球団から助っ人獲得予算を削られた末の苦肉の策だった。余計なカネのかかる代理人のいる選手はリストから外すなどコストダウンを徹底し、無名の助っ人を発掘してきた。これまでの予算は1億円でしたからね。凄い外国人を連れてくるぞ、と森さんも張り切っていました」(チーム関係者)

 谷繁兼任監督で出直しを図った今季、中日は4位とBクラスに沈んだ。就任直後、球団の編成から聞かされた外国人の予算は総額で4億円。すでに残留の決まっていたルナとカブレラの年俸で3億円に達していたため、残りはたったの1億円だった。

 実際、新たに獲得した助っ人4人の年俸は合わせて7000万円。巨人がシーズン途中にやってきたセペダ1人に契約金5000万円、年俸1億5000万円の計2億円をポンと出したのを知り、「やってられないよ」と思わずグチをこぼすほどだった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性