フィギュアスケート引退の村主章枝 目指す「振付師」への課題

公開日: 更新日:

「羽生(結弦)選手に『振り付けをしてもらいたい』と言われる振付師になりたい」――。

 女子フィギュアスケートで五輪に2大会連続出場(ソルトレークシティー、トリノ)した村主章枝(33)が13日の引退会見でこう話した。

 日本人初のグランプリファイナル覇者でもある村主は「次回の五輪は37歳と年齢的にも厳しいので競技者としては潮時かなと思いました」と引退を決めた理由を説明した。

 今後は現役時代に振り付けを依頼していたローリー・ニコル氏に師事し、コリオグラファー(振付師)を目指すという。

 振付師は演技プログラムを構成する上でスケート技術に加えて、芸術や音楽に関する知識も求められる。最近では独創的な演技が評価される傾向にあり、振付師のセンスも問われる。

 村主は04年世界選手権に女子で初めてパンツルックで出場。06年GPシリーズカナダ大会に当時は禁止されていたボーカル入りの曲を使用するなど、パイオニア的な存在だった。振付師に転身後はオリジナルの演技が編み出せるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?