釜本氏 「ホンジュラス戦は無意味なブラジルW杯の同窓会だ」

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 落胆したね。彼らから「武藤を生かそう」という気持ちは、ほとんど伝わってこなかった。大半の時間帯でW杯組同士がボールを回し、相手ゴールに迫っていった。

 ザッケローニ前監督時代、長きにわたって一緒にプレーした選手なら、ホンジュラスが弱かったこともあり、自在にボールをつないで試合の流れを支配することが出来る。しかし、そのことが、どれだけ「今の日本代表」に必要なのか? ホンジュラス戦のメンバーで次の18年ロシアW杯を目指すというのなら、分からないでもないが……。

 ともあれ、1勝を挙げたことで18日のオーストラリア戦は、心置きなく新戦力を試すことが出来るだろう。オーストラリアとはこの先、アジアの強豪同士として何度も何度も戦っていく。だからこそ、ロシアW杯予選など先を見据え、大胆不敵な采配を期待したい。

 ホンジュラス戦で出番がなかったのは7人。GK東口、DFの太田、塩谷、昌子、松原、MFの今野、森岡と全員がJリーガーだった。彼らのハツラツとしてアグレッシブなプレーを期待している。

(構成・日刊ゲンダイ

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