釜本氏 「ホンジュラス戦は無意味なブラジルW杯の同窓会だ」

公開日: 更新日:

 落胆したね。彼らから「武藤を生かそう」という気持ちは、ほとんど伝わってこなかった。大半の時間帯でW杯組同士がボールを回し、相手ゴールに迫っていった。

 ザッケローニ前監督時代、長きにわたって一緒にプレーした選手なら、ホンジュラスが弱かったこともあり、自在にボールをつないで試合の流れを支配することが出来る。しかし、そのことが、どれだけ「今の日本代表」に必要なのか? ホンジュラス戦のメンバーで次の18年ロシアW杯を目指すというのなら、分からないでもないが……。

 ともあれ、1勝を挙げたことで18日のオーストラリア戦は、心置きなく新戦力を試すことが出来るだろう。オーストラリアとはこの先、アジアの強豪同士として何度も何度も戦っていく。だからこそ、ロシアW杯予選など先を見据え、大胆不敵な采配を期待したい。

 ホンジュラス戦で出番がなかったのは7人。GK東口、DFの太田、塩谷、昌子、松原、MFの今野、森岡と全員がJリーガーだった。彼らのハツラツとしてアグレッシブなプレーを期待している。

(構成・日刊ゲンダイ

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも