シャルケが逆転2位でCL16強 内田は圧巻の守備で貢献
ドイツ・シャルケ所属の日本代表DF内田篤人は果敢な攻撃参加が持ち味だが、サイドバックとして欧州チャンピオンズリーグ(CL)を戦うのには、やはり守備力も要求される。
内田はその守備力を、スロベニア・マリボル戦(日本時間11日午前4時45分キックオフ)で存分に発揮。グループリーグG組での“逆転”2位通過を手繰り寄せた。
前節までにG組首位通過はチェルシー(イングランド)で確定。3位シャルケは「マリボルに勝利した上で2位のスポルティングが敗退」した場合にベスト16進出となる。
序盤から試合を優位に進めるマリボルが前半22分、先制機を迎えた。
左CKの場面でMFサラリッチが、シャルケのゴール右隅を狙ってヘディングシュート。これをゴールライン上にいた内田が、体を投げ出してストップ。こぼれたボールをFWタバレスが至近距離から強烈シュート。誰もがマリボル先制と思った瞬間、倒れていた内田が右足を高く上げ、シュートをモノの見事にはじき返したのである。
シャルケは後半17分に19歳FWメイヤーが決勝ゴール。試合終了後、スポルティングが1─3で敗退したことを知ったシャルケの選手たちは、ピッチ上で全員が肩を組んで大喜び。主役の一人はもちろん内田だった。