自主トレ開始の巨人杉内 原監督の「30代半ば外し」に戦々恐々

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■杉内に対する原監督のネガティブイメージ

「13年まで4年連続2ケタ勝利の内海が7勝でいいわけはない。しかし、投手陣のリーダーとしての内海のチームへの貢献度を原監督は買っている。選手会長でもあったから、毎年入ってくる新戦力に気を配り、若手の面倒見は阿部以上ともっぱら。対照的に杉内は我が道を行く孤高なタイプ。巨人に入って3年連続でV旅行も不参加です。年俸5億円は阿部に次いで日本球界2位とあって、だったらもっと成績で引っ張ってくれよというのが監督の本音なんです」

 巨人入団初年度の12年は左肩痛のため大事なポストシーズンで登板できず。13年は楽天との日本シリーズで2度もKOされた。最後に力を発揮できないイメージが原監督の中にあり、これが衰えと結びつけられる要因でもある。

 杉内は昨5日、鹿児島・薩摩川内市内での自主トレを開始した。キャンプではまるで若手のように「アピールしたい」という。

 口にした14勝とはいわないまでも、もし1ケタ勝利で終わるようなら、たちまち指揮官の構想から外れると、杉内は分かっている。

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