巨人ドラ1岡本 自主トレ初日で見せた"ゴジラ松井級"の風格

公開日: 更新日:

「全然、振り込んでないよね?」とは、巨人の江藤二軍打撃コーチのセリフである。

 巨人の新人合同自主トレがスタートした8日、将来の4番候補として期待されるドラフト1位・岡本和真(18=奈良・智弁学園)のティー打撃を見ての感想だ。報道陣から、年末年始もトレーニングを続けていた、と岡本をかばう声が出るや、「だったら、もっと振って欲しい。そう言っといて」と一言。ドラフト5位で入団し、広島、巨人の「主砲」として通算364本塁打を放った叩き上げの江藤コーチの目には、いかにも物足りなく映ったようなのである。

 実際、この日はロングダッシュ、キャッチボール、ノック、ティー打撃、ウエートトレーニングなどのメニューをこなしたが、初日とはいえ「超高校級打者」の片鱗を感じさせる、迫力や体のキレは最後まで見られずじまい。ダッシュでは他の新人選手が跳ねるようにグラウンドを駆ける中、岡本は明らかに余力を残すスピードで走った。そして、高校通算73本塁打を誇る注目のバットスイングでも、コーチの首をかしげさせたわけだ。

■終始マイペースの真意は?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も