巨人ドラ1岡本 自主トレ初日で見せた"ゴジラ松井級"の風格

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 新人合同自主トレは、来月1日に初めて迎えるプロのキャンプの準備段階。ガムシャラにやる必要などないとはいえ、新人にとってはプロ野球選手としての第一歩である。コーチやスカウト、多くの報道陣が見守る中で行われることもあり、自然と張り切るのが普通。いいところを見せようとする新人を、コーチの方が手綱を引くものだが、岡本は終始、マイペースだった。

「周囲の目を気にしない鷹揚さは、松井秀喜に通じるものがあるんじゃないか。大物の証しだよ」

 チーム関係者がそう目を細めたように、報道陣の囲み取材でも本人は、キャンプの一軍スタートも囁かれる中、「とにかくケガをしないように」と控えめな目標を繰り返すだけだった。

 合同自主トレを視察した山下スカウト部長は、「3本の安打より1本の本塁打。期待しているのはそこ。ただ、(三塁)守備の方は時間はかかると思う」と言っていた。球団は3年後、4年後のレギュラー奪取を期待して、中期の育成計画を立てている。本人もそれを自覚してのマイペースなのか、単にノンビリしているだけなのか。前者なら期待はできそうだ。

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