株上がる遠藤、苦戦の逸ノ城 何が2人の“明暗”を分けたのか

公開日: 更新日:

 2人を分けたのは稽古への取り組みだ。かねてパワー不足といわれていた遠藤はガムシャラに稽古に邁進。かつては熱心ではなかった出稽古にも赴くようになった。そんな遠藤とは対照的なのが逸ノ城。「弱点の立ち合いだけ本気を出す」という合理的だが偏った稽古が目立っていた。出稽古に行きながら体調不良を理由に土俵に一度も上がらず、白鵬に叱責されたこともある。恵まれた体格にあぐらをかいている、と言われても仕方ないだろう。

「動きが体に染み付いてないと、いざ本番でとっさの動きはできない。相撲に限らず、スポーツでは常識です。手を抜いた稽古は何のプラスにもならないし、『3年後の稽古』という言葉があるように、今後にも響きます」(元力士)

 番付が逆転する日も遠くなさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ