急成長ゆえの“難敵” 錦織圭を待ち受ける「抜き打ちドーピング」

公開日: 更新日:

 11月まで行われる長丁場のツアーを考えれば、1月下旬での大量ポイントは大きい。

 一方、急激な成長を遂げた錦織にはやっかいな「敵」も待ち受けている。テニス関係者が言う。

「昨年12月にクルム伊達(公子=44)が自身のブログで深夜にドーピング検査を受けたことを暴露して話題になりましたが、実は錦織も被害を受け始めているのです。昨年末、バラエティー番組に出演した際、本人が『(世界)ランキングが上がったせいもある』と話したうえで、年間10回以上の抜き打ちドーピング検査の経験や、早朝に検査担当者が自宅や宿泊先にやってきたことを赤裸々に語っていました。今後はそんな“嫌がらせ検査”が増え、さらに本人が苦手とする強烈サーブを得意とする選手が出る大会に出場させられたりすることも考えられます」

 テニスはフランス貴族の遊びとして定着、発展した欧州を代表するスポーツ。錦織の活躍でツアーが盛り上がっても、アジア人に対するプロテニス界の視線は決して好意的なものばかりではないということだろう。錦織の敵はコートの上だけではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃