3年ぶり8強 錦織圭の「英語スピーチ」が現地ファンに話題

公開日: 更新日:

 ダビド・フェレール(スペイン)にストレート勝ちし、3年ぶりに8強入りを決めた全豪テニス錦織圭(25=世界ランク5位)。勝利を手にした後の流暢なウイナーズスピーチが現地ファンの間で話題になっている。インタビュアーの質問に対して受け答えが早く、欧米のテニス記者からも「ケイはリスニングが素晴らしい」と評判だ。

 錦織は「世界のトッププレーヤーになりたい」と、14歳で単身渡米した当時は英語が話せなかった。門をたたいた米・フロリダにあるIMGアカデミーの寮は4人部屋。同期生に日本人はいてもルームメートは皆外国人。相手の言っていることはわからないし、自分が思っていることも伝えられない。そのもどかしさに苦しんだという。

 アカデミーでは、英会話の他に記者会見の質疑応答を含めたメディアトレーニングも学び、「英語力」をメキメキ上げていった。

「確かケイは3年前の2月に世界ランクの10番台に入ったはずです。そのころはまだ会話の途中で単語を探すこともあり、今ほどスムーズなスピーチではなかったことを記憶している。テニスの実力が急上昇するにつれ、会話もうまくなった。世界を転戦する間、現地での取材が増えたことも影響しているのではないか」(現地記者)

 メディアの間では、「日本語より英語の方がずっとうまい」なんて声もあるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    スポーツ界に時代錯誤の事案が多発する根本原因…新聞社後援イベントは限界と危うさを孕んでいる

  2. 2

    GPシリーズ初戦SP、坂本花織は2位発進も…集大成の今季に待ち受ける茨の道

  3. 3

    出雲駅伝7位完敗の青学大・原監督に直撃「ばけばけ大作戦の点数? 0点でしょう!(苦笑)」

  4. 4

    JOC山下泰裕会長の療養離脱からはや1年…三屋裕子代行でも“無問題の大問題”

  5. 5

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  1. 6

    広陵高の暴力問題が話題だが…私は世羅高3年で主将になって、陸上部に蔓延する悪習を全て撤廃した

  2. 7

    柔道五輪金メダリスト・松本薫さんは2週に1度ファミリーフィッシングで堤防へ「胸の奥には大物への渇望がくすぶっています」

  3. 8

    “ミスター・ラグビー”と呼ばれた松尾雄治さん 西麻布で会員制バーを切り盛り「格安なので大繁盛だよ」

  4. 9

    テニスの団体戦を愛するキング夫人はドジャースの共同オーナー 大谷獲得でも猛プッシュ

  5. 10

    川合俊一らと男子バレー“御三家”だった井上謙さんは「発達障害の息子のおかげで学んだ」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層