アジア杯も不完全燃焼 FW岡崎慎司にちらつく「代表引退」

公開日: 更新日:

 岡崎慎司(28)にとって、今回のアジア杯は「まさに4度目の正直」だった。

 10年南アW杯前。1トップで起用されるたびに「どんなふうに動いたらいいのか分からなくなってパフォーマンスが低下した」(岡崎)。控えに降格。全4試合途中出場の不完全燃焼だった。

 11年1月、カタールで開催されたアジア杯。南アの屈辱を晴らそうと中東の地に乗り込んだ。

 1次リーグ3戦目に5―0で大勝したサウジアラビア戦でハットトリック! しかし、それ以外の試合は不発続き。優勝を素直に喜べなかった。

 ブンデスリーガ13―14年シーズンで15得点を決めた岡崎は「欧州を代表する点取り屋」「日本代表のエースストライカー」の称号を引っさげて14年ブラジルW杯の開幕を待った。しかし――。

 初戦、2戦目ともシュート0本。ゴール0本ではない。3戦目のコロンビア戦の前半終了間際に1点決めたが、後半24分にはガス欠になってヘロヘロ。交代させられた。

 今アジア杯は準々決勝でUAEに敗れ、連覇どころかベスト4にも残れず、試合後の岡崎は、報道陣が「落胆し過ぎ。大丈夫か?」と心配するほどの意気消沈ぶり。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー