西武・本塁打王メヒアの“肥満化”で…中村紀洋が再就職も?

公開日: 更新日:

 3度、あの男がどん底から這い上がるかもしれない。

 DeNAをクビになり、浪人を続ける中村紀洋(41)に、西武入りの目が出てきた。発端となったのが、本塁打王を「おかわりくん」の方の中村と分け合ったメヒア(29)の肥満化だ。

 メヒアは昨季、5月からの途中加入ながら、34本塁打を打ってタイトルを獲得。年俸も3600万円から5倍の1億8000万円に跳ね上がった。

 しかし、これに満足したのか、オフはベネズエラの家族の元でのんべんだらり。帰国から来日までの4カ月でつけた8キロのぜい肉を引っさげてキャンプインした。当然、マトモに動けず、フリー打撃でも打球を飛ばすどころか、「打った手がしびれる!」という始末だ。1年目の活躍に慢心し、2年目以降は使い物にならなくなった助っ人は枚挙にいとまがない。

 そこで浮上してくるのが中村ノリの獲得だ。メヒアが守る一塁とDHはもとより、西武にとっては三塁を守れるというのが大きい。ある西武OBは「正三塁手がいませんからね」と言う。

「昨オフ、日本ハムからFA宣言した小谷野の獲得に動いたのもそのためです。しかし、小谷野はオリックス入り。これでは昨季同様、浅村を含めた数選手で三塁を回すことになりかねない。13年打点王(110)の浅村が昨季は55打点だったのは、ポジションたらい回しの弊害もあったといわれている。メヒアがサッパリでもノリ加入で三塁の人員に余裕が出れば、浅村を一塁に専念させられる。ケガの多いおかわりくんもDHで固定できますからね」

 昨季は言動に問題アリとしてDeNA内で干されていた中村ノリだが、まだまだやれるともっぱら。西武もオフに調査を行っていたという。中村ノリ自身も「キャンプ中にケガ人が出るかもしれないから」と、現役続行を諦めていない。

 まさかの再就職もありそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  2. 7

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  5. 10

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  3. 3

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  4. 4

    “最強の新弟子”旭富士に歴代最速スピード出世の期待…「関取までは無敗で行ける」の見立てまで

  5. 5

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  1. 6

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  2. 7

    物価高放置のバラマキ経済対策に「消費不況の恐れ」と専門家警鐘…「高すぎてコメ買えない」が暗示するもの

  3. 8

    福島市長選で与野党相乗り現職が大差で落選…「既成政党NO」の地殻変動なのか

  4. 9

    Snow Manライブで"全裸"ファンの怪情報も…他グループにも出没する下着や水着"珍客"は犯罪じゃないの?

  5. 10

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です