ブルペン前みっちり 広島黒田“メジャー流”ハードトレの中身

公開日: 更新日:

 黒田は例年、1月にロサンゼルスのトレーニング施設に入って調整のペースを上げる。午前中は主に体幹を鍛えるメニュー。投げる際のスムーズな体重移動を重視していて、中でも回旋と呼ばれる腰の回転運動に力を注ぐ。あおむけになり、ひざを立てた状態のまま、下半身を左右に動かす強化運動がそれだ。加えて股関節を鍛えるなど、補強運動だけで10種類近いメニューがある。

 午後になるとウエートトレに移行、肩や肘の強化を行う。ダンベルで軽めの負荷をかけながら肩の周囲を鍛えるトレーニングなどを入念にやる。

 黒田はドジャース在籍時、同僚でのちにサイ・ヤング賞を3度受賞する左腕カーショウ(26)とキャンプ直前に合同トレーニングをやった経験がある。その際、あまりにハードなトレーニングにカーショウが脱落、「クロダはモンスターだ」と言い残して逃げ出したという。

 この日の黒田の別メニュー調整に、「どこで何をやってるのかまったく分からない。これじゃ参考にしようがない」というトンチンカンな選手も中にはいたものの、40歳の野球への取り組み方、姿勢は間違いなく教材になる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも