ブルペン前みっちり 広島黒田“メジャー流”ハードトレの中身

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 黒田は例年、1月にロサンゼルスのトレーニング施設に入って調整のペースを上げる。午前中は主に体幹を鍛えるメニュー。投げる際のスムーズな体重移動を重視していて、中でも回旋と呼ばれる腰の回転運動に力を注ぐ。あおむけになり、ひざを立てた状態のまま、下半身を左右に動かす強化運動がそれだ。加えて股関節を鍛えるなど、補強運動だけで10種類近いメニューがある。

 午後になるとウエートトレに移行、肩や肘の強化を行う。ダンベルで軽めの負荷をかけながら肩の周囲を鍛えるトレーニングなどを入念にやる。

 黒田はドジャース在籍時、同僚でのちにサイ・ヤング賞を3度受賞する左腕カーショウ(26)とキャンプ直前に合同トレーニングをやった経験がある。その際、あまりにハードなトレーニングにカーショウが脱落、「クロダはモンスターだ」と言い残して逃げ出したという。

 この日の黒田の別メニュー調整に、「どこで何をやってるのかまったく分からない。これじゃ参考にしようがない」というトンチンカンな選手も中にはいたものの、40歳の野球への取り組み方、姿勢は間違いなく教材になる。

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