昼は丸、夜は菊池 広島・鈴木誠也が“師匠”を使い分ける理由

公開日: 更新日:

「今年はレギュラーを取ります。阪神とのCSで、野村(前)監督に最後まで使ってもらった。あそこは正直、『ああ代打だな』と思いましたから」

 こう話す広島3年目の鈴木誠也(20)は昨季、36試合に出場。打率.344をマークした。阪神とのCSファーストステージ第2戦に「7番・右翼」で先発出場。0―0の七回1死満塁の好機で打順が回ってきた。本人も「代打か」と思ったこの場面、野村前監督はそのまま鈴木誠を打席に送ったが、結果は三ゴロ。チームは零敗しシーズンが終了。試合後、ベンチで涙する姿があった。

「悔しかった。野村監督に恩を返さないといけない。今年はやれよと言われているんです」

 高卒2年目の昨季は、手応えをつかみつつ、実力を思い知った年でもあった。現在、外野の一角をドラフト1位ルーキーの野間らと激しく争う。永田利則一軍総合コーチがこう言う。

「振る力が強いから長打力がある。期待を込めて言うと、誠也は去年の山田(ヤクルト)のようになるだけの『モノ』を持っています」

 涙したCS敗退から「何が長所で何が足りないか」を自問自答したという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償