球場入りから練習後の過ごし方まで…広島黒田「密着24時」

公開日: 更新日:

球団職員とスタッフを質問攻めに

■12:07 陸上競技場でクールダウン

 他の投手陣と別れ、室内練習場から目と鼻の先にある陸上競技場へ。ここでも歩かず、ゴルフ場で使うようなカートで移動。

 降りた瞬間、黒田に気づいたファンが「サイン!」と殺到した。それを横目に見ながら10年目27歳の今井が言った。

「僕らも黒田さんに話を聞きに行きたいんですけど、こういう感じで練習時間が違うんで……。広島に戻ったら時間もできると思いますから、その時にいろいろ聞きます」

■12:45 メーン球場でランチ

 選手の食事はバイキング形式。サラダ、温野菜、焼き魚、おにぎり、カレー、麺類、梅干し、漬物、フルーツ、サーターアンダギーなどが常備され、日替わりで空揚げや炒め物が出る。ちなみに報道陣は選手と同じものを食べることができる。どれだけ山盛りにしても怒られないが、「取った分は残さず絶対に食べてください」(球団)とのこと。

■13:20 囲み取材

 この日はなかったが、練習後に取材が入る日も多い。ちなみに昨年末の復帰報道以降、取材の申し込みは実に100件以上。米国での自主トレから順次さばき、現在は30件ほど応じている。

■13:50 バスで帰宿

 前田、永川と同じバスで球場を後にした。球場滞在は正味5時間。ホテルに戻って何をするのか。

「主に現在の日本プロ野球界の勉強です。メジャー時代の7年間が空白なので、球団職員やスタッフを『で、今はどうなの?』と質問攻めにしているそうです。関係者が『巨人は、阿部の打撃はこうで、新主将の坂本はこう、あの球団のあの選手は打撃はいいけど、性格がちゃらんぽらんで、凡ミスが多い』などと説明すると、『へえ~、なるほどなあ』と興味津々とか。ちなみに最大のライバルとなる巨人のエース菅野については、『原監督の甥っ子なんでしょ。いい投手だよね』とすでにインプットされていたそうです」(地元放送局関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  2. 7

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  3. 8

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  4. 9

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する