松井秀のヤ軍フロント入りでむしろ近づく「今オフ巨人監督」

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 これでゴジラの気持ちは巨人を離れ、いよいよヤンキースに傾倒、将来はヤ軍のコーチに就任するという指摘もある。ヤンキースが去る10日、松井秀喜(40)がキャッシュマンGMの特別アドバイザーに就任すると発表したことを受けてだ。

 契約期間は1年。シーズン中、傘下のマイナー球団の試合を巡回視察、首脳陣とともに若手野手の打撃のレベルアップに取り組むという。松井は現在、キャンプ地のフロリダ州タンパでヤンキースの臨時コーチを務めている。

 昨年、巨人の臨時コーチをやった松井が、今年は巨人とDeNAの「キャンプ訪問」にとどまった。それがヤンキースでは臨時コーチどころか日本人選手経験者では初めてのフロント入りだ。

 しかし、だからといって、松井の巨人に対する気持ちが冷めたわけではない。

 昨年、臨時ながら初めてコーチを経験して、本紙にこう言った。

「教えるのが難しいというのは十分、理解しました。自分の感覚と選手の感覚は、完全には一致しません。自分の感覚、言葉で伝えても、それが自分の体に当てはまっても、選手の体に当てはまるかわからない。その辺は毎日毎日、ずっと見て、少しずつ感覚が合ってこないと難しいでしょうね」

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