松井秀のヤ軍フロント入りでむしろ近づく「今オフ巨人監督」

公開日: 更新日:

 要するに選手を教えるには毎日、そばで見る必要があるということ。臨時コーチという中途半端な立ち位置では難しいと痛感したからこそ、あえて「キャンプ訪問」という形にとどめたのだろう。

「実際、宮崎では、後輩のことをかなり気にかけていたようです」と、ある放送関係者がこう言った。

「中でも7年目の大田泰示(24)ですよ。あれだけの体力、パワー、走力を備えながら、選手としてなかなか才能が開花しないのがもどかしくて仕方ないのでしょう。報道陣の目につかないところで、かなり突っ込んだ指導もしたようです。『(去年と比べて)良くなってる』とうれしそうに話したといいます」

 古巣復帰への意欲はむしろ、強くなる一方というのだ。

■特別アドバイザーは指導者への格好の修業

 松井は一昨年5月に、恩師である長嶋茂雄巨人終身名誉監督とともに国民栄誉賞を受賞したとき、球界への恩返しを誓った。

 仮に来年、監督として巨人のユニホームを着るとしたら、巨人以外の球団への恩返しは、今オフ以外にできない。沖縄のDeNAへのキャンプ訪問には、そんな意図も見え隠れする。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に