マー君に開幕投手を託すしかないヤンキースの“苦悩ローテ”

公開日: 更新日:

 田中は「去年経験しているので、シーズン中のペースは掴んでいる」と話しているものの、指揮官としてはエース右腕が早々と離脱することだけは絶対に避けたい。ベテラン左腕をフル稼働させて、前半戦をしのぐ計算なのだろう。

 実際、ヤンキース首脳陣は依然として田中の右肘には細心の注意を払っている。肘への負担を軽減するため「春先は多く投げさせられない投手もいる。できるだけ休みを与えたい」(ロスチャイルド投手コーチ)と、通常よりも1人多い先発6人制を検討しているほどだ。

 田中が開幕投手を務めたとしても、ジラルディ監督はシーズン中も不安を抱えながら采配を振ることになる。

▼田中将代のコメント
「過去2度の登板と比べても一番良かったと思います。課題は明確で次につながるという感じはある」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも