マスコミ報道やカメラ写りも熟知 ハリル監督は天賦の“策士”

公開日: 更新日:

「慣れない極東の地で日本サッカー、選手の情報も乏しいのに大胆な選手起用、積極用兵で日本代表を活性化させたと高く評価されているが、代表監督に内定した2月中旬には、日本サッカー関連DVDを何本も入手しているし、サッカー協会関係者からも相当量の選手情報を入手している。しかし、ハリルホジッチ監督は『アッという間に日本サッカーを掌握した知将』のイメージを植え付けたかった。下準備を済ませていることをおくびにも出さず、まんまとブランドイメージを高めることに成功した」

 メディアに「どうすればカッコ良く扱ってもらえるか」を熟知している指揮官でもある。

 合宿初日、ランニングの先頭に立ってスポーツ紙の1面を飾り、チュニジア戦の前日練習では選手が引き揚げた後、1人だけピッチに残って体幹トレーニングや腹筋運動をやってみせた。

 ウズベキスタン戦の試合前には、入場するとカメラの放列を見ながらベンチ前を往復。「絵になる監督じゃないか」とカメラマンをうならせた。

 ハリルホジッチ、なかなかの策士である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  2. 2

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  3. 3

    小芝風花&森川葵はナゼ外れた? 来秋朝ドラ「ばけばけ」ヒロインを髙石あかりが射止めた舞台裏

  4. 4

    オレが立浪和義にコンプレックスを抱いた深層…現役時代は一度も食事したことがなかった

  5. 5

    参政党のあきれるデタラメのゴマカシ連発…本名公表のさや氏も改憲草案ではアウトだった

  1. 6

    阿部巨人が今オフFA補強で狙うは…“複数年蹴った”中日・柳裕也と、あのオンカジ選手

  2. 7

    さや氏の過去と素顔が次々と…音楽家の夫、同志の女優、参政党シンボルの“裏の顔”

  3. 8

    参政党さや氏にドロドロ略奪婚報道の洗礼…同じく芸能界出身の三原じゅん子議員と“お騒がせ”な共通点が

  4. 9

    ドジャース大谷翔平「絶対的な発言力」でMLB球宴どころかオリンピックまで変える勢い

  5. 10

    自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大