王子コーチ明かす 卓球「中3ペア」平野・伊藤の恐るべき実力

公開日: 更新日:

 世界選手権(26日~5月3日、中国・蘇州)を控えた卓球日本代表が22日、都内で会見した。

 平野美宇(15)、伊藤美誠(14)の中学生ペアは揃って「ダブルスでの目標はメダルを取ること」と表彰台を誓った。欧州勢に多いカットマンタイプを苦手にしているため、18日から行っている合宿では入念な対策に取り組んだそうで「十分にやってきたので、試合でも出せるようにしたい」(平野)と自信を見せた。

 ジュニアながら、昨年12月のワールドツアー・グランドファイナルでは日本勢として初優勝。今回の世界選手権でも上位入賞が期待される中学生ペアの将来性を高く評価するのは、中国出身で日本代表の王子コーチ(33)だ。

 08年北京五輪から日本代表のコーチに就任し、母国でも多くのジュニア選手を指導した経験がある王子コーチは「近い将来、2人の時代が必ず来る」とこう続ける。

「私が知る限り、中国の同世代のトップクラスと比べても実力は上回っている。彼女たちの凄さは反射神経などの身体能力はもちろん、判断能力にも優れていることです。試合中に相手の出方に反応して自分たちで判断して戦術の切り替えを行っている。とてもジュニア選手のできることではありません。これは教えてできることではなく、天才的と言っていい。まだまだ伸びしろもあり、中国のトップペアを下すのは時間の問題かもしれません」

 王国の牙城を崩すのは、ロンドン五輪団体銀メンバーの妹分たちか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  2. 2

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

  3. 3

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  4. 4

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  4. 9

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  5. 10

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家