女子卓球・平野早矢香が世界選手権「代表落ち」の建前と本音

公開日: 更新日:

 ロンドン五輪卓球女子団体の銀メダル・メンバー平野早矢香(29=ミキハウス)は石川佳純(21=全農)と組んで、先の全日本選手権を連覇した。が、4月の世界選手権(中国)の女子ダブルスの代表に選ばれたのは、平野美宇伊藤美誠の14歳コンビだった。

 これに怒ったのが平野早矢香が所属するミキハウスの木村皓一社長(69)だ。近日中に社長名で、選考の見直しなどを求める抗議文を卓球協会に提出するという。

 女子日本代表の村上監督はラリー派の「平野・石川」では「敵が多すぎて世界では勝てない」と説明。速攻タイプの14歳コンビを選んだ。

 この2人、中国が不参加だった12月のグランドファイナルのダブルスで、日本勢では男女を通じて初の優勝を果たした。とはいえ、戦術や成績を考慮したというより、今回の代表選びの決め手になったのは年齢ではないか。女子卓球は東京五輪で金メダルを狙える競技。29歳の平野は5年後の代表入りは厳しい。14歳の2人に経験を積ませた方が有意義と判断したのではと勘ぐりたくなる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    “マトリ捜査報道”米倉涼子の圧倒的「男運」のなさ…海外から戻らないダンサー彼氏や"前科既婚者"との過去

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    大阪・関西万博「最終日」現地ルポ…やっぱり異常な激混み、最後まで欠陥露呈、成功には程遠く

  5. 5

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  1. 6

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  2. 7

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  3. 8

    巨人の大補強路線にOB評論家から苦言噴出…昨オフ64億円費やすも不発、懲りずに中日・柳&マエケン狙い

  4. 9

    元体操選手の鶴見虹子さん 生徒200人を抱える体操教室を経営、“アイドル”も育成中

  5. 10

    地上波連ドラ3年ぶり竹内涼真に“吉沢亮の代役”の重圧…今もくすぶる5年前の恋愛スキャンダル