検査帰国のバレは再来日未定…甘えを生んだ“太っ腹契約”

公開日: 更新日:

「一日でも早くプレーが再開できるように、ベストを尽くしたい」

 左太もも肉離れで離脱中のヤクルトのバレンティン(30)が、セカンドオピニオンを求めて帰国することになった。再来日は未定というから、今季中に必ず戻ってくる保証はないといっていい。

 昨年10月の左足アキレス腱手術のリハビリを経て、4月24日に初出場するも、その日の試合の守備で肉離れを起こしてリタイアしていた。

 そもそも、復帰時点でアキレス腱の状態は完全ではなかったといわれ、リハビリの取り組み方に疑念を抱かれていた。そんな甘えの誘因となっているのが契約である。

 ヤクルトは、バレンティンが2年連続となる本塁打王を獲得した12年オフに4年契約を結んだ。13年は95万ドル(約1億1000万円)、14~16年の3年総額750万ドル(約9億円)プラス出来高という内容。昨年からの3年間でガッポリ稼げる契約になった。

 日本新記録の60本塁打を放った13年は、足が痛かろうが必死にやっていたものの、昨年あたりから「足が痛いから帰国したい」と言って首脳陣を困らせたこともあったという。

 来年まで給料が保証されているだけでなく、いくら打ってもあまり年俸が変わらないなら、無理をして働く必要もないと考えても不思議ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産み落とされた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗