ドジャースを支える大谷翔平のケタ違いな修正力…今季3試合以上の無安打は一度もなし
大谷翔平(31=ドジャース)はスランプが極端に短い。
というか、スランプと呼べる期間がほとんどない。今季は158試合に出場して、3試合以上、無安打が続いたケースは一度もない。2試合連続無安打が7回あるだけだ。
古巣の日本ハムOBは、「打てない試合があっても、すぐに持ち直す修正能力は日本でプレーしていたときからズバぬけていた」と言う。
そんな修正能力の高さを発揮したのが、日本時間7日、フィリーズとの地区シリーズ第2戦だ。この日は5打数1安打1打点、2三振。このシリーズ初となった安打1本だけだったが、中身は貴重だった。
両チーム無得点で迎えた七回、ドジャースが3点を先制。なおも2死一、二塁で大谷にこの日4回目の打席が回ると、フィリーズベンチは左打者キラーの左腕・ストラーム(33)を投入。しかし、大谷は2球目を右前にはじき返し、ドジャースに4点目が入った。八回に1点、九回は2点を奪われて1点差まで詰め寄られ佐々木朗希(23)が最後を締めて辛くも逃げ切っただけに、大谷の適時打は結果的に“決勝打”になった。