「イノセンス」誉田哲也著

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「イノセンス」誉田哲也著

 立石梨紅は母を亡くし、祖母に育てられた。ある日、祖母が古いギターをくれた。

 梨紅はシンガー・ソングライターになったが、最近、行き詰まっている。そんな時、「イノセンス」というバンドのギタリスト伊丹孔善の弾き語りがよかったと聞いて、パソコンで検索してみた。歌を聴くとゾワゾワして、涙が出そうになった。この人のように自由になりたい。だが、孔善は4年くらい前から消息不明だという。画像検索してみると、自動販売機の横でたばこをふかしている男の画像があり、「これ、伊丹孔善じゃね?」というコメントがついていた。

 新たな音楽を求めて、失踪したギタリストを追うミュージシャンの物語。 (幻冬舎 2090円)

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