巨人・田中将大はいつの間かCS先発4番手…ファイナル進出なら阪神戦「開幕投手」
今季3位の巨人は「下克上」での日本一を目指し、11日からDeNAとのCSファーストステージ(S)に臨む。
昨6日は東京ドームで社会人SUBARUと練習試合を行い、西舘勇陽(23)が先発。2回を投げて3三振を奪ったものの、2安打2四球2失点と課題を残した。
8月上旬に上半身のコンディション不良で登録抹消されていた西舘は、9月19日に1カ月半ぶりに一軍に復帰すると、3試合に登板。レギュラーシーズン最終戦となった1日の中日戦では、リリーフとして1回無安打無失点、3奪三振の好投でCSの先発候補に挙がっていた。
巨人のファーストSの先発は、山崎伊織(26)、戸郷翔征(25)、3戦目までもつれた場合は横川凱(25)の3人は確定済み。さる巨人OBがこう言った。
「想定外だったのは、ファーストSの3戦目に投入予定だった左腕のグリフィン(30)が離脱したこと。今季は開幕2戦目のヤクルト戦に先発予定も、発熱で登板を回避。その後も左ヒジの違和感や右膝痛などのコンディション不良が重なった。そのたびに首脳陣は振り回されたが、一軍では14試合で6勝1敗、防御率1.62と安定感は抜群だった。そのグリフィンが右膝の治療に専念するため米国に帰国してしまった。横川の順番がファーストS3戦目に繰り上がったことで、ファイナルSの先発がコマ不足に陥ったのです」