先輩・斎藤佑とは対照的 初勝利の日ハム有原が持つ“強運”

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 右ヒジの不安で調整の遅れていた日本ハムドラフト1位ルーキー、有原航平(22)が15日のオリックス戦で一軍デビュー、6回を4安打2失点に抑えて勝ち投手になった。

 ストレートの最速は150キロ。内容は合格点だったとはいえ、投球数が100球に達した六回表終了時点で打線の援護はなし。降板した有原に黒星が付くはずだったところが、直後の六回裏に中田とハーミッダの連続二塁打に、レアードの2点本塁打で逆転。ベンチで負けが消えたのを見届けた有原は、両手をあげて喜々とした表情だった。

 昨夏痛めた右肘は実は深刻だった。フロントが当初、1年間は棒に振ることも覚悟した。それでも力が抜けているという判断での1位指名だった。自主トレやキャンプで無理をさせなかったことが幸いして肘の状態も回復した。

 早大出のドラフト1位といえば、4年前の斎藤佑樹(26)がそう。いまだにパッとしない斎藤と違って、こちらの早大出はデビュー戦の黒星が消えるし、肘の回復も周囲の想像以上。実力だけでなく運もありそうだ。

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