<第33回>点呼があってもアラームはセットしない

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花巻東時代の大谷(C)日刊ゲンダイ

「打たれてマウンドを蹴飛ばすこともない。ポーカーフェースというか投げているときも表情にあまり出さない。自分の中では何か思っているのかもしれませんけど、それを表に出さないのです」

 花巻東時代の大谷に関してこう言うのは、日本ハムの岸里亮佑外野手(20)。花巻東の1年後輩で、寮では大谷と同部屋。プロに入ったいまも同じチームでプレーする岸里が「翔平さんはひと言で言えばマイペースでした」とこう続ける。

「寮は毎朝、点呼が6時10分とか15分にあり、みな、その時間に起きるんですけど、翔平さんはアラームとかつけてなかったので。寝坊したらマズいなと気を使って僕が起こしていました。『翔平さん、点呼です』と。寝るのが好きみたいでしたね(笑い)。プロでも一緒ですが、翔平さんが焦っているところはあまり見たことがありません。慌てたり、動揺したりとか。どういう状況に置かれてもマイペースでやれる人なのかなと。慌ただしい行動を引き起こすことをそもそもしません。とにかく落ち着いた生活です。グラウンドでも冷静さを失っているなと思ったことはほとんどありませんでしたから」

 父親の徹(52)が「リトルでもシニアでも打たれれば悔し涙を浮かべていた」と明かした大谷の意識が変わったのは、やはり 

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【連載】秘話 大谷翔平「二刀流の血脈」

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